サーモグラフィを使用した設備管理


赤外線サーモグラフィは、熱分布を可視化することで、何らかの理由により温度異常が起きている場所をすばやく安全に特定することができます。ファシリティマネージメントの日常業務においても、サーモグラフィは点検や報告書作成といった作業の効率化に有効なツールです。以下、活用方法をご紹介します。

株式会社テストー

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暖房設備のリークチェック

Thermography application heating system
Thermal image heating system

赤外線サーモグラフィを使用すると、パネルヒーターや給湯設備、換気空調システムの稼動状態を効果的に確認することができます。設備の表面温度を熱画像として表示するので、温度異常の起きている場所をすばやく安全に特定することができます。

  • 床暖房のパイプの液漏れを非破壊でチェック
  • パネルヒーターなどの暖房器具を非接触で確認
  • 温度異常の場所を特定して、スピーディに補修対策

パイプや配管接合部などは、あらかじめサーモグラフィにより非接触・非破壊で確認しておくと、保守業務の効率アップにつながります。また、定期点検後に記録をすることで確実なモニタリングが実現します。

テストーのサーモグラフィは、専用ソフトウェアにより熱画像の撮影記録をレポートとして残すことができるので、報告作業などのオフィスワークも効率化できます。


電気設備の点検

Thermography application electrical installations
Thermal image electrical plants

配電盤や分電盤などのケーブル劣化による電気設備のオーバーロードは、施設全体のダウンに直結するだけでなく、発火の可能性さえあります。

世界のプラント火災の約35%が過熱した電気設備からの発火に起因しているといわれます。コンダクタ(電磁開閉器)、ケーブル、ヒューズの不良や、個々の部品の故障により、電気抵抗が増加すると異常な発熱を起こします。

電気設備の定期的な点検は、事故の可能性を低減するためにも保全上不可欠です。赤外線サーモグラフィを使用すると、肉眼では見えない温度異常や、潜在的な不良箇所を瞬時に可視化できるので、早期に安全対策をとることができます。赤外線サーモグラフィーの更なる長所は、継続的に使用することで、変化を確認できることです。

建物の断熱効果の確認

Thermography application energy efficiency of buildings
Thermal image building

建物の断熱効果は、光熱費の上昇によりますます注目されています。資源を効果的に利用し、光熱費を節約するためにも、以下のようなエネルギー損失がないように留意しなければなりません。

  • 家屋の屋根や壁からの放熱(冬の暖房時)や蓄熱(夏の冷房時)
  • ドアや窓枠からの冷気や暖気の流入出

赤外線サーモグラフィは、建物の外観を熱画像として撮影することができるので、特に築年数の古い家屋や建物などには有効です。速く確実に欠陥のある箇所を特定することで、断熱対策を取ることができます。また、物件の所有者への評価報告などにも熱画像は有効です。

プラントの省エネ対策

Thermography application technical systems
Thermal image technical systems

プラントの省エネ対策は、企業が取り組まなければならない重要な事項です。概して、工場の機械設備や配管のエネルギー消費量は、空調システムと比較するとかなり大きな割合を占めています。

  • スチームと給湯用の配管
  • 低温に保たれたプラントや倉庫の冷蔵用配管
  • プロセス全体の温度管理

通常これらの配管には断熱材が巻かれていることが多く、赤外線サーモグラフィを使用すると、断熱材の劣化度を一目で確認することができます。

設備の定期点検で赤外線サーモグラフィを使用し、断熱効果の低い断熱材を交換することで、プラントの省エネ対策をとることができます。