照度:単位面積当たりの明るさ
職場では、照度計を用いて定期的に明るさが測定されています。これは、職場における照明の配置とワークスペースの照度が適切であり、最適な照明条件が確保されていることを確認するためのものです。
作業者は適切な照明が確保されることで効率的に作業を行うことができます。また、機械や設備を操作する際にも適切な照度が確保されることで誤操作やミスを防ぐことができ、職場の安全性にもつながります。さらに、職場の照明が適切な明るさであれば、疲労も軽減されます。
(参考)国内の事務所の照度基準(事務所衛生基準規則第10条第1項/2022年12月1日施行)
・一般的な事務作業 300ルクス以上
・付随的な事務作業 150ルクス以上
個々の事務作業に応じた適切な照度については作業ごとにJIS Z 9110などの基準をご参照ください。
職場の照明の分布と照度
公共の建物における最適な照明条件
見本市や展示会における照明分布の測定
機械操作をするための適切な明るさを確保、安全性の維持
1ルクスとは、1ルーメンの強度の光束(単位時間当たりの光の量)が1平方メートルの面積に当たり、均一に照らされた面の明るさを意味します。照度計は明るさをルクスで表すので「ルクスメーター」とも呼ばれます。
一方、測光計は光源の光の強さや光束、放射のエネルギーを測定し、単位は用途により異なりますが、カンデラ、ルーメン、ワットなどで示されます。
テストーでは照度計のラインアップを取り揃えています。
マルチ環境計測器 ➤ testo 400, testo 440/440 dP + ケーブル付き照度プローブ
ケーブルタイプの照度計 ➤ testo 545
センサと本体が一体型になった照度計 ➤ testo 540
長期間のデータを記録するデータロガー ➤ testo 160 THL, testo 160 THE + 照度プローブ
テストーの照度計はコンパクトな設計で、簡単かつ迅速に照度を測定します。高感度の照度センサは人間の目の分光感度に合わせて調整されています。
ホールド機能により測定値を固定表示することで容易に読み取りが可能です。また、大型ディスプレイは様々な角度からの読み取りも可能です。照度計は、明るさの分布を測定する際にが使用されます。
室内または特定のエリアの照明は、オフィスや生産施設、組立工場、医療施設などにおいて特に重要です。テストーの照度計は、明るさと分布を数秒で正確に測定します。
照度センサーの役割は、人間の目と同じように周囲の光を感知することです。一般的に人間の目の感度と光の波長域は以下といわれています。
人間の可視光の波長域: およそ 380nm(紫)~780nm(赤)
人間の視覚の明るさに対する感度のピーク::555nm付近(緑~黄緑)
この特性は「視感度特性(V(λ)曲線)」として知られています。即ち、赤や青の光は、実際のエネルギー量が同じでも、暗く感じます。したがって、照度センサの分光感度特性は赤や青よりも黄色や緑の波長域を的確に認識する必要があります。
照度計のその他の特長は以下のとおりです。
分かりやすい操作メニュー
直感的な操作
大型ディスプレイ
V-ラムダ曲線に基づく評価
作業者の目(視覚)を保護することは、労働安全衛生管理上、極めて重要な責務の一つです。オフィスでの事務作業や生産現場の照明条件が不適切な場合、目に大きな負担がかかることがあります。
照度計は、法率で定められた基準や照明器具の仕様を満たすために役立ちます。照明条件に関する情報を集約することで、法律やガイドラインに従って適切に照明器具を設置、調整することができます。
職場では照度計と併せて騒音計が使用されることがよくあります。騒音レベルは作業者の耳(聴覚)を保護するために使用されます。どちらも職場の健康と効率性に重要な役割を果たします。
前述の騒音計に加えて、回転計やCO₂計も労働安全衛生には欠かせないツールです。
回転計:製造工程や空調装置など、回転機械が安全な運転範囲を超えないよう、回転数を確認します。
CO₂計:赤外線による高感度センサーを搭載しており、有毒な一酸化炭素を低濃度でも検出します。室内空気を継続的に監視する必要がある場合は、テストーのCO₂計が最適です。
照度計と併用することで、職場環境を測定し、空間技術や建築の面で適切な対策を講じることができます。
例えばオフィスが暗い、または換気が悪いという主観的な意見や不満も、数値化や比較により客観的なデータと変えることで、説得力を持つことができます。従業員により良い環境を提供することができます。
図書館、美術館、博物館などでは、繊細な物品を保護するために、温湿度データ、CO₂濃度、照度を常に監視することが重要です。
これらの環境を長期間記録し、保存する必要がある場合は、データロガーに記録することをお勧めします。これにより、照度だけでなく、温度、湿度、紫外線などのデータも記録できます。テストーはデータのクラウドストレージを提供しています。照度データロガーには外付けプローブも用意されています。展示会などで光に非常に敏感な対象物を監視するために必要なプローブをデータロガーに接続します。測定値はプローブ内で処理され、非常に高い精度データを記録します。