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FAQ

差圧計についてのFAQ

差圧計の一般知識

  • 差圧とは何ですか?

2つの圧力の差を差圧といいます。

『差圧(Δp)=圧力1(P1)-圧力2(P2)』

  • その他の圧力の種類を教えてください。

絶対圧(Pabs)

宇宙空間のような真空(ゼロ圧)を基準とした圧力を絶対圧といいます。絶対圧であることを明示する添字として『abs』を使用し、『Pabs』で記述します。

相対圧(ゲージ圧)(Pe)

相対圧(Pe)は、計測対象の絶対圧(Pabs)と大気圧(Pamb)との差です。

『相対圧(Pe)=絶対圧(Pabs)-大気圧(Pamb)』

大気圧よりも計測対象の絶対圧が大きいときは、その圧力を正圧と呼び、大気圧よりも計測対象の絶対圧が小さい時は、これを負圧と呼びます。

大気圧(Pamb)

大気圧は地球を取り巻く大気によって生じます。大気は約500kmの上空にまで達し、大気圧は高所ほど低くなります。また、天候の変動によっても影響されます。海面レベルでの平均大気圧は1013.25hPaです。この値は、低気圧または高気圧に覆われた場所では±5%変動します。

測定方法について

  • 室間差圧の測定はどのように実施すれば良いですか?

陽圧(正圧)管理している部屋と部屋の差圧の測定(testo 512-1で陰圧側から測定する場合)

  1. testo 512-1の電源を投入します。

  2. testo 512-1の(+)側のニップルにシリコンホースを接続します。

  3. 差圧センサゼロ調整を実施します。

  4. シリコンホース先端を陽圧管理している部屋に設置します。

  5. 室間差圧の測定値が表示されます。

  • 配管ダクトのフィルタ目詰まりの測定はどのように実施すればよいですか?

フィルタ前後での圧力差を測定し、フィルタの圧力減損を測定します。2本のシリコンホースを用意し、下流側の静圧測定口1と(+)側ニップルを接続し、上流側の静圧測定口2と(-)側ニップルを接続します。目詰まりが無い状態は差圧値小さくなり、目詰まりが発生している場合は測定値が大きくなります。フィルタメーカーの交換管理基準にしたがって、フィルタを交換してください。

  • 差圧計を使ったダクト流速測定法を教えて下さい。

ピトー管各種との組み合わせると、『ベルヌーイの定理』の応用で流速を求めることができます。 差圧計の(+)側のニップルと全圧測定口(緑)、(-)側のニップルと静圧測定口(赤)をそれぞれ接続します。ピトー管をダクトの風速と下図緑の矢印(全圧)が同じ向きになるように配管に挿入します。