一般的に風の強さは「速さ」で示します。
つまり、風の強さを測る測定器は、風力計ではなく、風速計です。
風速計は、単位時間あたりに空気が移動した距離を測定します。例えば、m/s(1秒間に何m移動したか)等の単位で風の速さを表現します。
身近な例を挙げると、台風は最大風速 (10分間平均) がおよそ17 m/s以上のものと定義されています。
「風力発電」など風の力やエネルギーを指し、また気象の分野では風速の尺度を示す際に使われます。気象庁風力階級は、19世紀に考案されたビューフォート風力階級を元にして定められており、0.3 m/s未満を「風力 0」、0.3 m/s以上、1.6 m/s未満を「風力 1」というように、風速の範囲に応じて分類されています。
風速とは、風として空気が移動する「速さ」のことで、一般的には単位時間あたりに移動する距離で表します。
風量 (流量) とは、風として移動する空気の「量 (体積)」のことで、風速の値に面積を掛け合わせることで算出することができます。