正確な測定のためのヒント
風速を正確に測定するには、具体的な測定作業の内容、測定場所、および環境条件を明確にする必要があります。特に測定場所については、風速測定で考慮すべき重要なパラメータがあります。
風速を正確に測定するには、具体的な測定作業の内容、測定場所、および環境条件を明確にする必要があります。特に測定場所については、風速測定で考慮すべき重要なパラメータがあります。
認証のための測定を行う場合、風速の判定には間接的な測定手順(グリッド測定)が使用されます。
EN 12599では、Trivial(自明である)手法、図心軸法、対数線形法が提案されています。
風速の個々の測定値から平均風速が計算され、平均風速から風量が求められます。
ダクトの排気口での測定は、精度が落ちる場合が多いため、認証のための測定以外では推奨されず、どちらかといえば測定値の見積もりのために行われます。大型の排気口では100mmのベーンを使うことをおすすめします。これには次の2つのオプションがあります。
複数ポイントでの測定 : ダクトの断面全体に測定ポイントを規則的に配置し、個別に測定を行って、平均値を計算します。
ループ法: グリッドの範囲全体で、プローブを少しずつ移動し、時間を基にした算術平均値を計算します。
排気口での風速の測定と風量の正確な計算は困難です。
そこで発生する乱流に別の空気の流れが加わると、正確な測定はさらに難しくなります。
ファンネルを使った測定にベーン式風速計またはベーン式プローブを組み合わせることで、ベンチレータのグリルやプレートバルブで、簡単かつ正確に風速を測定できるようになります。