差圧計(マノメーター)は正圧(プラスの圧力)と負圧(マイナスの圧力)の圧力を同時に測定し、正圧と負圧の圧力差を差圧として表示します。特に微差圧を測定する際は高い精度と表示分解能が求められます。
さらに現代の測定器に欠かせない要素として、タブレットやスマートフォンからでも簡単に操作できる直感的なインターフェイスやデータの文書化、メール送信などがあります。
テストーの差圧計は、さまざまな用途や環境に最適なモデルをお選びいただけるよう、豊富なラインアップを取りそろえています。関連製品として差圧変換器や圧力校正器などもご用意しています。
高精度・低レンジ対応
測定単位の切替、ホールド機能・最大/最小値表示機能
ポケットサイズの差圧計から、差圧センサ内蔵のハイエンド環境測定器まで多彩なラインアップ
モバイルアプリ対応、スマートフォンの画面で表形式やグラフ表示、文書化に対応
スマートプローブは排ガス計のガス圧測定プローブとしても機能、パラレル測定をサポート
空調・換気設備:フィルター差圧チェック、風速・風量演算など
クリーンルーム・医療施設:微低圧のモニタリング、正/負圧管理
産業プラント:差圧変換機による長期モニタリング・信号出力
施設メンテナンス/保守:ガス供給の調圧チェック
ポケットタイプの差圧計からハイエンドのマルチ環境計測器まで
圧力を測定するときは、どの基準(基準圧力)と比べているのかを意識することが大切です。圧力の測り方には、主に次の3種類があります。
絶対圧(Absolute Pressure)
真空(圧力ゼロ)を基準にした圧力 例)気圧や真空ポンプ内の圧力など
相対圧(ゲージ圧, Gauge Pressure)
周囲の大気圧を基準にした圧力 例)タイヤの空気圧、ボイラーの圧力など
差圧(Differential Pressure)
2つの任意の圧力の差を測るもの 例)クリーンルームの室間差圧など
差圧計には通常、2つの接続口(高圧側と低圧側)があり、その差を表示します。
「絶対圧計」は気圧(大気圧)を測定できます。気圧には次の2つの表し方があります。
観測地点の圧力(高度による気圧)
→ その場所の高さでの実際の圧力で、高い場所では低くなります。
海面に換算した気圧(海面気圧)
→ 観測地点の圧力を、海面での値に換算したもの。
気象データでの比較をしやすくするために使われます。標準的な海面気圧は 1013.25 hPa です。
絶対圧計と差圧計の違い
絶対圧計は真空を基準に圧力を測ります。
接続口は1つだけです。
ゼロ点(基準圧)調整はできません。
差圧計は高圧側と低圧側の2つの圧力の差を測定します。
2つの接続口(高圧側と低圧側)があります。
ゼロ点(基準圧)調整は必須です。
ゼロ点調整:測定前に高圧側と低圧側2点のゼロ点調整を行いセンサのずれをなくすことで、微小な圧力差を確実に検出することができます。
温度補正:差圧測定中に温度が上がると空気や気体の密度が下がり、実際の圧力差も変わってきます。差圧センサはこの影響を受けやすいため、特に微差圧の測定の場合は温度補正を行い、正確な差圧を算出します。
差圧計(および差圧センサ)のアプリケーション
空調フィルターの目詰まりチェック
クリーンルームでの室間差圧測定
換気ダクト内の空気の流量演算
ガス供給の調圧システムやガバナでの差圧測定
差圧を正確に測るには、高精度な圧力センサが内蔵された使いやすい差圧計が必要です。
さまざまな状況に対応するため、センサーを接続して他の測定値も同時に記録できるマルチ環境計測器などもあります。
どんなに高精度なセンサが採用された差圧計でも、人為的な操作ミスで誤った測定結果になることがあります。
差圧計は正しい接続部に正しい圧力をかけることが重要です。測定値に疑問があるときは以下のようなケースが考えられます。
プラス接続部を正圧側、マイナス接続部を負圧側に接続していない
汚染された環境でピトー管を使用せずに測定する
チューブに空気漏れや詰まりがある
ゼロ点調整をせずに測定する
エアフィルターを適切なタイミングで交換していない
クリーンルーム内の圧力差を正確に制御していない
Testo 圧力計ラインアップ
差圧測定では、さまざまな圧力が測定されます。建築設備や産業、研究や科学など、あらゆる分野で差圧測定は適切な装置がなければ不可能です。
燃焼設備のガス圧チェック中にガス漏れが明らかになることがあるため、ガス検知器なども必携です。測定装置に合わせて適切な差圧測定器を備えることはとても重要です。
テストーには真空計がありは、他の測定器と同様に高精度で動作します。冷凍空調システムやヒートポンプの真空引きに適しており、設置・メンテナンス作業をサポートします。
真空計には温度補正機能が内蔵されており、正確に測定、モバイルアプリにより記録します。特にセンサは重要な役割を果たします。
多くの測定項目の中でも、圧力は特に重要な変数の一つです。テストーは、差圧測定や絶対圧測定など、さまざまな圧力測定に対応した高精度の計測器を提供しています。
個別の機器を使うよりも、多機能なデジタル圧力計や機種同士が連動する測定器を利用する方が効率的な場合もあります。特に換気空調システムや燃焼設備システムでは差圧計がよく使われるため、テストーはこの分野に重点を置き、高精度な差圧計の開発と改良を継続しています。
その他の圧力計には以下が含まれます。
絶対圧計
真空計