いかにして医薬品の安全性は保たれるのか?
保管・物流現場におけるレヌス社とテストーの連携事例
パトリス・カプス氏は薬剤師資格を持ち、フランス・ストラスブール近郊にあるレヌス・ロジスティクスの拠点にて品質保証責任者を務めています。自身の核心的な使命を、彼は「確信を持つこと(being sure)」だと語ります。それは、レヌスが扱うすべての繊細な医薬品が、厳密に正しい条件下で保管されていることを保証する、という意味です。「保管中はもちろん、輸送中も常に、製品を適切な温度に保ち続ける必要があります」とカプス氏は語ります。
レヌス・ロジスティクスの歴史は100年以上にまで遡ります。ライン川のラテン語名に由来する社名の通り、現在もこの欧州の大河沿いの地域を中心に物流を展開しています。中央ヨーロッパの人々にとって、コンテナやトラック、貨物列車に描かれたレヌスのロゴは、非常に馴染み深い存在となっています。
従業員数4万人以上、年間売上高75億ユーロを誇るレヌス・ロジスティクスは、物流業界を牽引するグローバルプレーヤーとして、全大陸で広範にビジネスを展開しています。
250箇所の計測ポイントで、安全な保管環境を維持。
レヌス・ロジスティクスとテストーのパートナーシップは、10年以上の歴史を誇ります。当初は倉庫内への温湿度モニタリング機器の設置という小規模なスタートでしたが、その後、データの保存・監視・分析までをテストーが提供する緊密な協力体制へと急速に発展しました。医薬品の保管に対する要件がかつてないほど高まっている今、このパートナーシップの重要性はこれまで以上に増しています。パトリス・カプス氏は、「お客様が求める製品の保管条件をすべて満たすことは、私たちの最優先事項です」と語ります。現在、ストラスブールの拠点では、約150台の計測器による250箇所以上の計測ポイントが稼働しています。
信頼できるパートナー、そして変化に適応するシステム。
「レヌスがテストーをパートナーに選んだ理由は、そのシステムが極めて信頼性が高く、安定しており、堅牢だからです」とパトリス・カプス氏は語ります。さらにテストーは、顧客ごとに最適化されたデータ分析が可能なデジタル品質保証システムをレヌスに提供しました。
「私たちはお客様のニーズや要件に合わせて、システムを柔軟にカスタマイズすることができます。ヘルスケア分野の多くのお客様と取引がありますが、品質保証部門が求めるデータは一様ではありません」とカプス氏は続けます。テストーの革新的なソフトウェアは、あらゆる状況において最適なソリューションの提供を可能にしました。
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事業規模に合わせて、柔軟に拡張可能なモニタリングシステム。
レヌス社とテストーの歩みは、旧世代(V2)から最新世代(V3)への進化の歴史でもあります。インフラの拡張に合わせてシステムを適応させ、常に最新のテクノロジーを活用することで、同社は効率的な運用を維持してきました。
複雑化するデータ管理が求められる将来において、この拡張性は大きな強みとなります。「複雑なニーズを持つ多くのお客様に対し、膨大なデータを分析し続けることは、物流の未来における重要な課題です」と語るパトリス・カプス氏。テストーは、医薬品物流の安全性を極限まで高め、お客様の信頼に応え続けるレヌス社の戦略的パートナーです。
ドイツ品質、その信頼を世界中の物流現場へ。
テストーは、まさに最高の意味での『Made in Germany』を体現しています。機器は堅牢で品質が高く、testo Saverisシステムが提供するデータも極めて高い信頼性を誇ります。また、チームの適応力も非常に優れています。彼らは私たちのニーズを深く理解しており、対応も迅速です。長年にわたる緊密な協力関係と永続的なパートナーシップの構築により、私たちはお客様の期待に確実に応えることができています。