簡単な操作でセットアップが終了するとデータは無線LANを介して Testo クラウド(オンラインデータベース)に直接送信されます。
記録データは、インターネット対応のスマートフォンやタブレット端末、PCより、ブラウザより、いつでも取り出すことができます。
Saveris 2 による温度モニタリング
testo Saveris 2は、Wi-Fi対応の温湿度モニタリング用のデータロガーで、測定データを無線LAN経由で専用クラウド(オンラインデータストレージ)に送信、保存します。
testo Saveris 2-T3は、熱電対温度外付け2チャネルタイプで、-200〜+ 1350℃の広い範囲を測定可能です。しきい値を超えた場合は、アラーム機能により、e-mail または SMS (オプション) で通知します。
Testo クラウドライセンスについて: Basic (無料) および Advanced(有料)
Testo クラウドは、testo Saveris 2 の主要部分です。Wi-FiデータロガーをTesto クラウドに接続し、しきい値、アラームなどの設定を行います。また測定開始後はデータの分析を行います。インターネットに接続したスマートフォン、タブレット、PCから www.saveris.net にアクセスし、Testo クラウドに接続します。
Testo クラウドをご利用の際は、ご希望の機能により、BasicまたはAdvancedのライセンスをお選びいただけます。
機能 | 説明 | Basic (無料) | Advanced(有料) |
記録間隔 | ロガーが測定値を記録する間隔 | 15分~24時間 ・15分~1時間:1分単位で設定可能 ・1~24時間:1時間単位で設定可能 |
1分~24時間 ・1分~1時間:1分単位で設定可能 ・1~24時間:1時間単位で設定可能 |
通信間隔 | ロガーがクラウドに測定値を送信する間隔 | 15分 ~ 24時間 ・15分~1時間:1分単位で設定可能 ・1~24時間:1時間単位で設定可能 |
1分~24時間 ・1分~1時間:1分単位で設定可能 ・1~24時間:1時間単位で設定可能 |
データ保存期間 | クラウド上での測定値保管期間 | 3ヵ月 | 24ヵ月 |
測定レポート | PDF/CSVレポート(図・表) | 手動ダウンロード | 手動ダウンロード 自動送信Eメールレポート (頻度は日次/週次/月次から選択可) |
エリア・グループ分け | 複数拠点を一元管理する場合に便利な機能 (エリア→グループ→ロガーの3階層で設定可能) |
− | 〇 |
最大ユーザー数 (Eメールアドレス) |
1アカウントに同時にログイン可能なユーザー数 | 1 | 10 |
ユーザー権限設定 | 管理者、オペレータ、アナリスト (または監査人) |
− | 〇 |
ロガー最大知登録数 | 1アカウントに紐付け可能なロガー数 | 制限なし | 制限なし |
Eメールアラーム | しきい値逸脱やシステム警告のメール通知機能 | 〇(追加宛先数:3名) | 〇(追加宛先数:制限なし) |
2段階アラーム | 1つの測定項目に対して2つのしきい値を設定 | − | 〇 |
アラーム遅延機能 | しきい値逸脱からアラーム発報までの猶予時間 | − | 〇 |
アラーム時間制御 | アラームを適用する曜日/時間帯を任意に選択 | − | 〇 |
SMSアラーム | しきい値逸脱やシステム警告をSMSで通知する機能 | − | 1台あたり25通/年 |
同時に分析可能なロガー数 | 分析画面で同時に表示できるデータロガーの数 | 1 | 10 |
APIオプション | Testoクラウドから測定データを取得 | − | 〇(別途有料) |
Advancedライセンスは、12か月(型番: 0526 0735)を testo クラウド上でお申し込みいただけます。
Wi-Fi データロガーの機能:
データロガーには、直近の測定データ、しきい値逸脱の有無、バッテリ残量が表示されます。電源は、単3乾電池を使用しており、バッテリ寿命は約12か月です。電池残量が少なくなると背面カバーを外し電池の交換ができます。内蔵メモリは10,000測定値×2チャネルの保存ができ、ハウジングは保護等級IP54です。
ご注意:
testo Saveris 2-T3 WiFiデータロガーを使用するには、接続可能な熱電対プローブ(オプション)が少なくとも1つ必要です。