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    Data logger

    データロガーとは

    データロガーとはデータをロギング (記録) する装置です。他の呼称として、記録計やデータレコーダ等の呼び方をする場合もあります。測定器の世界においては、設置した測定器 (センサー) により得られた測定データを自動的に記録し続ける機器やシステムをデータロガーと呼んでいます。

    従来では計測された値をチャート紙に書き出す方式で運用されていましたが、現在ではデータを取得しソフトウェア上で管理したり、ネットワーク経由でリアルタイムにデータを集めて集中監視する運用にシフトしています。テストーでは、主に温度や湿度などの環境パラメータを長期間記録する用途の測定器のことをデータロガーと呼んでいます。

    データロガーの用途

    データロガーによって記録することのできる対象としては、温度、温湿度、大気圧、絶対圧、CO₂、照度・紫外線、衝撃等があります。製造業における環境計測や、物流における保管状況の管理など、データロガーの適用範囲は広範にわたります。

    テストーのデータロガーについて


    テストーのデータロガーは測定値の長期安定性や堅牢性でお客様に評価されています。横浜のサービスセンターでは、温度および湿度を中心とした校正に対応しています。専用ソフトウェアが不要で簡易的なデータロガーから、専用ソフトウェアまたはクラウドを使って詳細データを解析できるタイプまで、幅広い製品群でお客様の測定ニーズに対応いたします。

    テストーのデータロガーが他社と異なるポイントとして、 メモリの容量が大容量であり、そのため保管できる件数や記録頻度を高めることが可能です。また、ドイツの厳しい規格に基づいて製造されており、長期安定性に定評のあるデータロガーです。

    CHOICE!

    データロガーの選定

    データロガーを選定する上では、下記3つの選定基準があります。

    1. 測定対象: 温度/温湿度/衝撃/気圧/紫外線 等

    2. 単独 (スタンドアロン) / Wi-Fi等ネットワーク経由でデータを記録するか

    3 .センサ内蔵タイプかプローブ外付けタイプか

    この1~3までの組み合わせで製品を選びます。

    温度ロガー

    温度を記録するデータロガーを温度ロガーと呼びます。冷蔵・冷凍庫の温度管理や試験機等の環境温度の記録に使用されます。

    温度センサ内蔵タイプは、冷蔵・冷凍庫内に設置します。温度センサ (プローブ) 外付けタイプはプローブを庫内に挿入して使用されます。

    ここで言う温度とは気温を指し、例えば冷蔵・冷凍設備や温熱設備の温度が一定の範囲内である必要があるとき、これを維持する目的で監視・モニタリングとして利用されます。

    設置・回収タイプ
    温度センサ内臓データロガー

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    設置・回収タイプ
    温度センサ外付けデータロガー

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    設置・回収タイプ
    輸送用USB温度データロガー

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    自動収集・Wi-Fi常設タイプ(センサ内臓/外付け)
    WLAN対応無線温度データロガー

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    温湿度ロガー

    温度と湿度を対象としたデータロガーを温湿度ロガー、または湿度ロガーと呼びます。

    センサ内蔵・突き出しタイプは倉庫などの湿度が保管品に影響を与える環境や、オフィス・作業環境での環境管理として使用されます。外付けセンサ(プローブ)タイプは、ダクト内空気の温湿度、試験機等の温湿度等の管理に使用されます。

    設置・回収タイプ
    温湿度センサ内臓データロガー

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    設置・回収タイプ
    温湿度センサ外付けデータロガー

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    設置・回収タイプ
    輸送用USB温湿度データロガー

    testo 184H1

    自動収集・Wi-Fi常設タイプ(センサ内臓/外付け)
    WLAN対応無線温湿度データロガー

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    大気圧データロガー

    大気圧を対象として記録するデータロガーを大気圧データロガーと呼びます。

    試験室の大気圧管理に使用されます。大気圧に加えて温度・湿度の測定にも対応しています。

    設置・回収タイプ
    気圧センサ内臓

    温湿度プローブ外付けデータロガー

    testo 176P

    自動収集・Wi-Fi常設タイプ

    気圧・温湿度・CO₂センサ内臓

    testo 160IAQ

    絶対圧データロガー

    絶対圧を記録するデータロガーを絶対圧ロガーと呼びます。

    絶対圧 (Pabs) は宇宙空間のような真空 (ゼロ圧) を基準とした圧力を絶対圧といいます。絶対圧であることを明示する添字として『abs』を使用し、『Pabs』で記述します。

    大気圧との違い: 大気圧は絶対圧のうち大気圧付近周辺の絶対圧  ( 600 hPa ~ 1,100 hPa )  を指します。ここで紹介する絶対圧データロガーは、真空から大気圧以上の圧力を測定範囲としてカバーしています。

    CFRデータロガーシステム
    製薬業界における滅菌および凍結乾燥プロセスの効率的な検証

    testo 190 P1

    HACCPデータロガーシステム
    食品飲料業界における低温殺菌、滅菌、凍結乾燥プロセスの効率的な検証

    testo 191 P1

    CO₂データロガー

    オフィス、作業環境の換気の指標としてCO₂値が用いられます。IAQ ( Indoor Air Quality ) の評価時にもCO₂濃度が重要になります。

    自動収集・Wi-Fi常設タイプ
    CO₂、温湿度、気圧センサ内臓

    testo 160IAQ

    照度・紫外線データロガー

    照度・紫外線を測定対象としたデータロガーのことを照度ロガー、紫外線ロガーと呼びます。

    美術館・博物館などの展示スペースにおいて、照度・紫外線を監視して展示物に与える影響を分析するために使用されます。

    自動収集・Wi-Fi常設タイプ
    UV、照度、温湿度センサ内臓データロガー

    testo 160THL

    自動収集・Wi-Fi常設タイプ
    UV、照度、温湿度センサ外付けデータロガー
    (陳列台内部設置用)

    testo 160E

    接続可能なプローブ

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    衝撃データロガー

    衝撃を測定対象としたデータロガーを衝撃データロガーと呼びます。

    衝撃に対して繊細な精密機器や医薬品の輸送時に、比較的大きな衝撃イベントを記録します。衝撃を常時記録するための機器ではありません。

    設置・回収タイプ
    輸送用USB衝撃度、温湿度データロガー

    testo 184 G1