回転体や反復運動体を静止状態やスローモーションで確認
ストロボスコープは、高速で点滅する光を測定対象に照射し、人の目の残像効果と点滅周期の同期を利用して、回転体や往復運動体の動きを静止またはスローモーションのように観察できる装置です。
光の点滅周波数(フラッシュレート)を対象の動作周期に合わせることで、動作を停止して見せたり、周波数をわずかにずらすことでスローモーションのように見せることができます。
特にLEDストロボは応答速度が速く、キセノンストロボと比較して耐久性・省エネルギー性に優れるため、産業現場で広く使用されています。機械を停止させることなく、稼働中の状態を非接触で安全かつ正確に確認できる点が大きな特長です。
光の点滅周波数(フラッシュレート)は調整可能
可搬性に優れたハンドヘルドタイプ
ハンドヘルド ストロボスコープを利用すると、同じ運動を繰り返している機械装置の稼働状態を確認することができます。運動状態の正確な把握ができるストロボスコープは、さまざまま工場で使用されています。
自動車工場:エンジンやモーター
テキスタイル工場:自動織機
印刷工場:回転ドラムや印刷ズレ
その他工場:コンベア、ファンベルト、マウンター等
ハンドヘルドのストロボスコープは、反射シールなどのマーカーを必要とせず、稼働中の機械も停止させることなく、必要な時に使用できます。
テストーのストロボスコープ
LEDストロボスコープ testo 477 は、毎分最大 30万回のフラッシュ発光が可能で、さまざまな回転速度や往復運動の測定に対応します。
照度は最大 4,800ルクス と明るく、動く対象をはっきりと観察できます。さらに、最大 5時間のバッテリー駆動に対応しており、長時間の作業や連続測定にも安心して使用できます。
また、反射マーカーを貼り付ける必要がないため、小さな部品や手の届きにくい場所でも、簡単に動作確認や検査が行えます。
光の点滅周波数(フラッシュレート)は個別調整が可能
フラッシュ色温度 約 6500 K
外部信号の入力可能
保護等級 IP65
ストロボスコープは、産業分野で主に回転機械の速度測定にも使用されます。また、機械の動作状態を視覚的に確認し、潜在的な不具合を発見するためにも利用されます。
測定の際には、回転する部分に反射マーカー(印)を付けます。ストロボスコープの点滅周期をマーカーの動きと一致させると、点滅のたびにマーカーが同じ位置に見えるようになります。
その結果、観察者にはマーカーが止まっているように見えるため、回転速度を正確に測定したり、動作の異常を安全に確認したりすることができます。
機械の構造、マーカーポイント、および点滅シーケンスの情報を用いることで、機械の速度を正確に測定できます。これにより、機械の速度が変化したかどうかも判断できます。
ストロボスコープには移動式・固定式がありますが、携帯可能、移動式ハンドヘルドストロボスコープを使用すれば、機械やアセンブリの現場での柔軟な検査が可能になります。
産業用ストロボスコープには、いくつかの要件を満たす必要があります。
広い測定範囲に対応する高速フラッシュシーケンス
明るい光源
極めて短いフラッシュ露出
ハンドヘルドタイプのストロボスコープは、バッテリー容量も備えている必要があります。特にキセノンタイプのストロボスコープは非常に多くの電力を消費するため、バッテリー残量が不足すると動作時間が大幅に減少します。
ストロボスコープは、用途によって最適なモデルが異なります。光源の種類、使用目的、装置のサイズなど、いくつかの要素を考慮して選ぶことが重要です。
機械のメンテナンスでは、持ち運びができるハンドヘルドタイプが欠かせません。一方、固定型のストロボスコープは、主に研究室や実験装置で使用されます。
ハンドヘルドストロボスコープの大きな違いは光源の種類にあります。光が明るく、フラッシュの点滅速度が速いほど、より高精度な測定が可能になります。
テストーでは、ハンドヘルドのストロボスコープをご用意しています。